カテゴリー: 用語解説

  • 障害設計

    障害設計の種類

      (1)フォールトトレラント(fault tolerant)
        UPSを設置することによって、
          停電時に手順どおりにシステムを停止できるようにし、データを保全する

      (2)フェールセーフ(fail safe)
        制御プログラムの障害時に、
          システムの暴走を避け、安全に運転を停止できるようにする

      (3)フェールソフト(fail soft)
        ハードウェアの障害時に、
          パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする

      (4)フールプルーフ(fool proof)
        利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐことによって、
          システムの誤動作を防止できるようにする

  • ファビコン

    ファビコンとは
      ウェブサイトのシンボルマークとしてサイト運営者がウェブサイトやウェブページに配置するアイコン

        例題:当ページのタイトルタブに【あ】の文字(アイコン)が表示されている

      Webページへのファビコン設置について
        アイコンの作成はネット情報を参照する
        htmlソースに
          <link rel=”shortcut icon” href=”favicon.ico”> を設置する
            ※パス名等は読み替えてください

      Wordpressへのファビコン設置について
        【header.php】を修正する

        修正方法
          非公開項目の記事

  • ISO-2022-JPとISO-2022-JP-MS

    ISO-2022-JP
      インターネット上(特に電子メール)などで使われる日本の文字用の文字符号化方式
        俗に【JISコード】」と呼ばれる
        日本語の電子メールの送受信ではISO-2022-JPが事実上の標準となっている

      特徴
        以下の文字は定義されていないのでエラー(文字化け)になる
          ➀➁➂・・・環境依存文字(UNICODE)
          ①②③・・・環境依存文字
          髙﨑・・・・環境依存文字
          ⅠⅡⅢ・・・環境依存文字

            ※従来の”機種依存文字”の文言は
              メーカーや基本ソフト(OS)に捉われなくなったので環境依存文字と変わりました

    ISO-2022-JP-MS
      ISO-2022-JPの符号拡張法に則った方法でユーザ定義文字を追加する
        PHPのバージョン5.2.1から使用できるようになった

      特徴
        文字化けを防ぐために、規則外の文字を定義し追加する
          半角カナ、マル文字、ローマ数字、特別な人名漢字 が追加定義される
        以下の文字は追加定義されたのでエラー(文字化け)にならない
          ➀➁➂・・・環境依存文字(UNICODE)
          ①②③・・・環境依存文字
          髙﨑・・・・環境依存文字
          ⅠⅡⅢ・・・環境依存文字

  • キーポジション

    正しいキーポジション

    キーポジション

     

  • Gitコマンド

      先頭の「git」は省略する

      ・clone
        リポジトリーの複製を作成する

      ・pull
        リモートリポジトリーとローカルリポジトリーでバージョンのずれがあった場合
          差分をローカルリポジトリーに反映する

      ・checkout ブランチ名
        指定したブランチの最新のソースコードを作業できるように切り替える

      ・checkout コミットID
        現在作業中のブランチのソースコードを指定したコミットIDのバージョンに戻す

      ・branch ブランチ名
        ブランチを作成する

      ・add ファイル名
        変更を反映したいファイルを指定する
          ファイル名の代わりに「。(ピリオド)」を指定すると全てのファイルが対象になる

      ・commit
        ローカルリポジトリーに変更を反映する

      ・push リポジトリー名 ブランチ名
        リモートジポジトリーに変更を反映する

      ・merge ブランチ名
        指定したブランチを現在作業中のブランチに統合する

      ・log
        コミットを実行した変更履歴(コミットログ)を参照する
     

  • ポート番号

    ポート番号とは
      ネットワーク通信のエンドポイントを指定する際に使われる数字の識別子
        ポート(port)には”港”や”港の荷役口”の意味がある

      識別子(1023)はウェルノウン(well known)ポート番号と呼ばれる
        代表的な識別子
          ・20   FTP(データ)用
          ・21   FTP(制御)用
          ・25   メール送信用
          ・80   HTTP(Web)でのアクセス用
          ・110  メール受信用
          ・220  IMAP3用
          ・443  HTTPS(Web)でのアクセス用
          ・587  メール送信用25番の代替

      識別子(102449151)は登録済みポート番号

      識別子(4915265535)は自由に使用できるポート番号

  • GitHub

    GitとはLinuxカーネルのソースコードを管理するために開発された仕組みである
      システム(仕組み)は多くの開発場面で採用され、今日に至っている
      この仕組みをHub(車輪の中心)と見立てたことからGitHubと表現している

    GitHubとは
      GitHub.comにより提供されているホスティングサイト(バージョン管理システム)の呼称である
      Gitリポジトリを利用してプロジェクトやソースコードの管理システムをウェブサービスとして提供する
        プログラムコードだけでなく、普通の文書等でも変更した履歴を管理できる

      特徴は各ユーザのPCに完全な複製を取り込むことが上げられる
        「分散型」と称され、一旦全ての情報を取り込んでオフラインでプログラム開発を行う
          1.クローン
            リモートサーバ等にある中心リポジトリをローカルに複製する
          2.コミット
            ローカルでコンテンツの修正・追加・削除を行い、ローカルリポジトリに変更履歴を記録する
            必要に応じて過去の状態の閲覧や復元などを繰り返す
          3.プル
            中心リポジトリに加えられた他人による変更をローカルに反映させる
          4.マージ
            自分の変更内容と他人の変更内容を解決する
          5.プッシュ
            ローカルの変更内容を中心リポジトリに反映させる

  • DOM

    DOMとは
      Document Object Model の略号で、 文書オブジェクトモデルと訳される
        HTML文書およびXML文書をアプリケーションから利用するためのAPIのこと
          インタフェースをとるために、文書の論理的構造と文書へのアクセス方法を標準化し定義している

        HTML文書およびXML文書の各要素にアクセスする仕組みのこと
          DOMを操作することによって、要素の値をダイレクトに操作できる

          例えば、”<p>”といった要素の場合
            HTML文書の変更でテキスト内容を変えたり
            CSS文書の変更でテキストの色を変えたりと自由にできます

  • media

    表示対象のデバイスを指定する
      【media】要素は、ブラウザの解像度に合わせてCSSを呼び出すために使用する
      主なデバイスタイプとして【screen】、【print】と双方を含む【all】、これ以外は動作しないブラウザがある

    メディアクエリー一覧
      「width」は、ウィンドウの横幅
      「height」は、ウィンドウの縦幅
      「min-width」は、最小ウィンドウの横幅
      「max-width」は、最大ウィンドウの横幅
      「min-height」は、最小ウィンドウの縦幅
      「max-height」は、最大ウィンドウの縦幅
      「device-width」は、画面の横幅
      「device-height」は、画面の縦幅
      「min-device-height」は、画面の最小の縦幅
      「max-device-height」は、画面の最大の縦幅

    論理演算子一覧
      「and」は、「それと」の意味
      「,」は、「または」の意味
      「not」は、「ではない」の意味
      「only」は、古いバージョンのブラウザに適用させないため

  • viewport

    viewportのパラメータ記述

    プロパティ
    width= 表示領域の幅 数値 ピクセル数(20010000の範囲、初期値は980
    device-width 端末画面の幅に合わせる
    height= 表示領域の高さ 数値 ピクセル数(23310000の範囲、初期値は自動)
    device-height 端末画面の高さに合わせる
    initial-scale= 初期のズーム倍率 数値 倍率(minimum-scalemaximum-scaleの範囲)
    minimum-scale= 最小倍率 数値 倍率(010の範囲、初期値は0.25
    maximum-scale= 最大倍率 数値 倍率(010の範囲、初期値は1.6
    user-scalable= ズームの操作 yes 許可する(初期値)
    no 許可しない

    注意事項
      widthの初期値は、ブラウザにより異なる場合がある
      複数のプロパティを指定する場合は、カンマ(, )で区切る

    表示領域設定の必要性
      デフォルトの状態では、幅980pxの領域にWebページが表示される

      スマートフォン向けに作られたページ(一般的には幅320px)では、無駄に小さく表示されて横幅が余る
        可変幅にしている場合は横に伸びてしまう

      スマートフォン向けに最適化したい場合
        meta要素(viewport)を使って表示領域を設定する
          領域の幅やズーム倍率を調整することで、スマートフォンに適した大きさで表示される様になる

    widthプロパティについて
      領域の幅を設定する

      デフォルトの幅は980、範囲は200~10,000
      値にはピクセル数、または【device-width】を指定する
        meta name=”viewport” content=”width=320″
        meta name=”viewport” content=”width=device-width”
          【device-width】を指定した場合は、初期のズーム倍率が1 になる
          【initial-scale】で変更することも可能

    heightプロパティについて
      領域の高さを設定する
      デフォルトの高さは、【width】と縦横比から計算され、範囲は223~10,000

    initial-scaleプロパティについて
      初期のズーム倍率を設定する
      1.5を指定した場合は1.5倍に拡大、0.5を指定した場合は半分に縮小して表示する

        meta name=”viewport” content=”initial-scale=1.5″

    minimum-scale と maximum-scaleプロパティについて
      ユーザーがズームできる範囲を指定する(どちらかのみを指定することも可能)

        minimum-scale … 最小倍率
        maximum-scale … 最大倍率

          以下の例だと、0.5倍~2倍の範囲でズームが可能となる
          meta name=”viewport” content=”minimum-scale=0.5, maximum-scale=2″

    user-scalableプロパティについて
      ズーム操作を許可するかどうかを指定する
      noを指定すると、ズームの操作が無効になる
        meta name=”viewport” content=”width=device-width, user-scalable=no”

      あわせて CSS に次のように指定しておく。
        body {
            -webkit-text-size-adjust: 100%;
           }

  • ピンバック

    ピンバックを送信する、ピンバック機能、とかに言葉として使われる
      他の人のブログを参照し、それにリンクさせたブログを自分が書いた時に
      相手に対して関連したブログを書いたことを通知する(ピンバックの送信)
      相手のブログの中へ自分のブログを自動で表示させる(ピンバック機能)

    (1)最初にAさんがブログ(http://aaa)を作成する

    (2)Aさんのブログを読み、BさんがAさんのブログへのリンクを記述したブログ(http://bbb)を作成する

    (3)Bさんがブログを投稿すると、記載されたリンク先のURL(http://aaa)へピンバックを送信する

    (4)Aさんのブログは、ピンバックを送信してきたBさんのURLを自分の記事内に自動で表示する

    ピンバックを送信することで、Aさんのブログ上にBさんのブログへのリンクを自動的に表示させる
      ピンバックは自分の記事の本文内に記述されたリンクにだけピンバックが送信される

    注意点
      まったく無関係な記事に対して送信することは出来ません
      ピンバックを受信した場合、概要は表示せずリンク元のURLだけを表示する
      ピンバックは双方共にWPを使っている場合だけしか利用することはできない

  • トラックバック

    トラックバックを送信する、トラックバック機能、とかに言葉として使われる
      他の人のブログを参照し、それに関連するブログを自分が書いた時に
      相手に対して関連したブログを書いたことを通知する(トラックバックの送信)
      相手のブログの中へ自分のブログを自動で表示させる(トラックバック機能)

    (1)最初にAさんがブログ(http://aaa)を作成する

    (2)Aさんのブログを読み、Bさんがブログ(http://bbb)を作成する

    (3)AさんのブログURLをトラックバック送信先として入力し、投稿するとトラックバックがAさんに送信される

    (4)Aさんのブログは、BさんのブログURLと概要をAさんのブログ内に自動で表示する

    トラックバックを送信することで、Aさんのブログ上にBさんのブログへのリンクを自動的に表示させる
      トラックバックは任意のURLに対してトラックバックを送信できる

    注意点
      送信する側は自分の記事の内容に関わらず任意のURLにトラックバックを送信することができる
        無関係のブログに対してトラックバックを送信する等、本来の目的とは違う使い方をする人が出てきた

  • モデレート

    【moderate】
      名詞
        穏健な人、温和主義者

      形容詞
        節度のある、穏健な、適度である、並の
      自動詞
        やわらぐ、風がなぐ、なだめ役をする

      WP関係での用法としては、「なだめ役をする」が適当でしょう

  • .htaccessファイル

    ApacheなどのWebサーバで使用する制御用ファイルです
      Webサーバの動作をディレクトリ単位で制御します
        .htaccessファイルがあるディレクトリとそのサブディレクトリに効果が及ぶ
        サブディレクトリにも.htaccessファイルを別に置くこともできる
          この場合は両方のファイルの効果が発生する、矛盾するときはサブディレクトリの設定を優先する

    具体的には
      CGIやSSIなどを実行するための宣言(命令)
        【AddType application/x-httpd-php .htm .html】の指定をする
      拡張子ごとにファイルタイプを指定するMIMEタイプの設定
      ユーザ認証
      IPアドレスやドメイン単位でのアクセス制限
      デフォルトドキュメントの設定  等々

  • バッファーオーバーフロー

    バッファーオーバーフローの仕組み
      ・プログラムがメモリーにデータを書き込む際に
        プログラムが事前に確保したメモリー領域を超えてデータを書き込む
          (例題)入力内容を極端に長くして、その途中にプログラム部分を書き込んでおく
      ・書き込まれたデータが悪用される
        プログラムであれば制御が渡りさへすれば、直ぐにでも動き出す

  • SQLインジェクション

    SQLインジェクションの仕組み
      ・SQL検索条件入力の際に【true】になる構文を紛れ込ませる
        条件文のor結合節に必ず【正】となる条件文を挿入する
      ・検索条件を設定しているはずが、必ず【正】になり”条件無し”の状態になる
        select節であれば、無条件に全データをselectしてしまう

  • OSI基本参照モデル

      異なるコンピュータ同士がデータをやり取りするには何らかの取り決めが必要
        ネットワーク構造の設計指針であるOSI(OpenSystemsInterconnection:開放型システム間相互接続)に基づく

    上位層 第7層 アプリケーション層 ユーザーが直接操作するアプリケーション・ソフトに関する取り決め
    第6層 プレゼンテーション層 通信のためのデータ形式とアプリケーション層で取り扱う
    データ形式(文字コード、圧縮形式、暗号化方式)を相互に変換するための取り決め
    第5層 セッション層 アプリケーションごとに、送信者と受信者が互いの存在を確認してから
    データを送りあう(セッションの確立)ための取り決め
    下位層 第4層 トランスポート層 ネットワーク層以下の層で伝送されるデータが確実に受信者に届いている
    ことを保障するための取り決め
    第3層 ネットワーク層 中継装置(ルーター)を経由して、データを最終的に目的地まで
    伝送するための取り決め
    第2層 データリンク層 同じ種類の通信媒体(電線、光ケーブル、無線等)で直接つながっている
    コンピュータ同士でデータ伝送する際の取り決め
    第1層 物理層 通信媒体に応じた信号の種類・内容やデータの伝送方法に関する取り決め


      ネットワーク機器とOSI基本参照モデルの関係
        L1(物理層)
          リピータハブ(電気信号を増幅してデータ伝送する)
        L2(データリンク層)
          スイッチングハブ(MACアドレスを参照して特定の通信ケーブルだけにデータを伝送する)
        L3(ネットワーク層)
          ルーター(IPアドレスを参照してネット上の経路を決定しデータを目的地まで届ける)
        L4(トランスポート層)
          ハード機器ではなくソフト(ポート番号による仮想通信経路でアプリを識別する)

      TCP/IPで規定するデータ
        L4(トランスポート層)
          セッション層から伝送データが送られてくる、TCPヘッダーを付加する
            送信元と受信元のポート番号、シーケンス番号等々
        L3(ネットワーク層)
          伝送データにIPヘッダーを付加する
            送信元と受信元のIPアドレス、TTL(TimeToLive)等々
        L2(データリンク層)
          伝送データにMACヘッダーを付加する
            送信元と受信元のMACアドレス、デーア開始符号等々
        L1(物理層)
          電気信号(光信号、電波信号)に変換する