開発環境を整備する
Linux環境にAnacondaを導入する
1.Pythonディストリビューション
Anacondaはパッケージ(ライブラリー)管理、開発のためのツール(IDE)群を一つの配布型パッケージとしてまとめたもので無料で使用できる。Pythonにかぎらず、さまざまなコマンドやプログラミング言語を提供しているが、今回はPython開発目的で導入する。
2.Ubuntuへのインストール
「Anaconda」のサイトからダウンロードする。
英語を日本語に変換する。
「個別版(Individual Edition)」を選択し、先に進む。
画面の最下段で、「Linux」用をダウンロードする。
Anacondaをインストールする。
ダウンロードした .sh ファイルを実行する。ファイル名のxxにはダウンロードサイトで事前に数字が設定されている。
$ bash Anaconda3-2020.xx-Linux-x86_64.sh
ライセンス条項を確認する箇所で一旦停止する。
確認したら「yes」、「enter」と続ける
インストール作業が始まる。
省略時はユーザのホームディレクトリ直下に
「anaconda3」のディクトリー名でインストールされる
「conda init」の実行も「yes」、「enter」で進める
ディレクトリー「ダウンロード」にプロンプトが表示されてインストール作業が停止すればインストル完了。そしてインストールされた「anaconda3」の場所を確認して終了。
3.Ubuntu初期設定
Anacondaへのパスを通すために、bashコマンドで使用される設定ファイル(.bashrc)の内容を書き換える。
テキストエディター(nano)で設定ファイルを開く。
$ nano ~/.bashrc
133行を 読み飛ばす |
設定ファイル(.bashrc)の最後尾に下記内容を挿入する。
$ export PATH=~/anaconda3/bin:$PATH
4.Jupyter Notebookの起動確認
下記のコマンドで起動を掛ける。
$ jupyter notebook
下記のログが表示され、ブラウザーが動き出す。結果としてエラーで終了する。
メッセージの最下段に対処方法が記述されている。上下2段のURLをどれか一つブラウザーに入力して試してみる。下段ににある「localhost」と「127.0.0.1」は同じ内容を指しています(どちらを使ってもOKです)。
上段
file:///home/seiken/.local/share/jupyter/runtime/nbserver-8956-open.html
下段
http://localhost:8888/?token=9336ecf83488f26c14b3f70326a91ed746c60adea54e19a8
ちなみに下段のURLでJupyterが動きました。tokenの値はJupyterが起動されるたびに異なる値になるので、常に表示されているログ情報の内容に従ってください。
ブラウザーがエラーにならずに起動されるためにはJupyterの設定ファイル(jupyter_notebook_config.py)を修正する方法があるのだが、調査しきれず未確定な状態です。
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