限られたLAN環境(自宅)の中でのファイル共有を構築する
1.ファイル共有について
インターネットを介しての無料ファイル共有サービス
・GoogleDrive(グーグル提供)
・OneDrive(マイクロソフト提供)
・DropBox(ドロップボックス提供)
・Evernote(エバーノート提供) 等々
ログインする際には必ずパスワード入力のセキュリティーチエックを受けます、煩わしいですが外部からの不審なアクセスは拒否され安全に上記のサービスを受けられます。IDとパスワードが共有されれば、様々なシステム間でファイル共有が可能になります。
ローカルエリアネットワーク(LAN)でのファイル共有
LAN環境でファイルを共有する際の話になります。自宅でのLAN環境に適しています、職場でのLAN環境には適していません。セキュリティーに関する保護が一切ないので、仕組みとして使いやすいですが保存するデータには常に注意を払ってください。自宅内LAN環境を使って、家族同士でファイル共有することの是非はご自分で判断してください。
2.Ubuntuに共有フォルダー作成
共有するディレクトリ (Windows のホルダーに相当) をUbuntuで作成する。ホーム ( /home/ ) 内に共有エリア(例として「共有」ホルダーを作成)というディレクトリを作成する(その1、その2)。
3.Ubuntuでのアクセス権設定
作成した「共有」ファイルを[右クリック]し、[ロ-カルネットワーク共有」のオプションをクリックする。
「フォルダーの共有」画面が表示されますので、[このフォルダーを共有する]にチェックを入れる(その3)。
ファイルの共有に必要なソフトウェアがインストールされていない場合は、「共有サービスがインストールされていません」と表示されるので、「samba」をインストールする。既に「samba」がインストールされていれば、このメッセージは表示されない。
「samba」のインストールが確認できたら、次にアクセス制限を全て外します(その4)。ここで制限を外したり設定したりできます。後は「共有を作成する」または「共有を変更する」をクリックし先に進む。
最後に「自動的にアクセス権を付与する」をクリックしてUbuntuでの設定作業は終了です。
4.Windowsの共有エリア設定
エクスプローラの「ネットワークの場所の追加」をクリックする(その5)。その後は続けて「次へ」をクリックして順次先に進む(その6、その7)。
「Webサイトの場所を指定する」画面で、共有エリアが存在するコンピュータの場所を「\\コンピュータ名\共有エリア名」の形式で設定する(その8)。共有エリア名とは、先にUbuntuで用意した共通エリア(例として「共有」ホルダー)の名前。初めてWebサイトの場所を指定する場合には上記のように設定する、一度設定した後は「参照」をクリックすれば場所の候補がピックアップされて表示される。
次に「ネットワークの場所を指定する」画面で、ショートカット用に名前を付ける(その9)。
以上で完了です、ネットワークドライブとしてショートカットを使って簡単にWindowsからUbuntuの共有エリアを呼び出し、自由に使うことができるようになる。
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