2月2日(月)IPAより以下の呼びかけが行われた
その警告表示はソフトウェア購入へ誘導されるかも知れません
ウェブサイト閲覧中にパソコンの不調を示唆するようなメッセージが表示される
パソコンに問題があるかの様な内容が表示される
このような「パソコンの不調を示唆するような」メッセージは
ソフトウェアの購入を促すための手口の一部です
最終的に有償版ソフトウェアの購入に誘導されて行きます
メッセージはウェブサイトのコンテンツ(内容)によって表示されているだけ
(1)ウェブサイト閲覧中に表示されるパソコンの不調を示唆するようなメッセージは
不特定多数に閲覧されることを意図して作られたコンテンツ(内容)であり
実際に使用しているパソコンが異常な状態にあることを示す警告表示では無い
(2)このメッセージをクリックしてもOSによる検査や修復作業などが開始されるわけではなく
ソフトウェアの無償版ダウンロードサイトなどへ遷移して行く
(3)この無償版のソフトウェアをインストールすると
パソコンのスキャンが実行され、スキャンが終了するとパソコンをスキャンした結果が表示される
(4)スキャン結果の画面にある「修復」ボタンを押すと
「今すぐ購入」といったボタンが表示される
このボタンをクリックするとソフトウェアの購入画面に誘導される
(5)購入する
便利だと感じて購入してしまうケースが多いと思われる
不要なソフトウェアがパソコンに入った二つのタイプ
(1)タイプ1・・・・・・脆弱性を悪用してパソコンに入り込む方法(偽セキュリティソフトとして入り込む)
2014年以降、急激に減少しています
(2)タイプ2・・・・・・利用者が自らパソコンにインストールする方法
2014年には急激に増加しています
対処方法
1.エラーメッセージを見て不安になった場合
ウェブサイトのコンテンツが表示されているだけなので
実際のパソコンの不調を示すものではない
パソコンへの対処は不要です
2.知らない間にスキャン画面が表示されるようになった場合
直近にインストールしたソフトウェアに
パソコンをスキャンするソフトウェアが同梱されていた可能性があり
気付かずにインストールしたことが原因と考えられる
当該ソフトウェアをアンインストールする必要がある
3.ソフトウェアをアンインストールしようとしたがうまくいかない場合
どうしても当該ソフトウェアがプログラム一覧に表示されたままになっている場合
何らかの原因によりアンインストールが正常に完了していない状況です
システムの復元またはパソコンの初期化をする必要がある
対策
(1)ウェブサイトに表示される内容をしっかりと確認する
必ず画面上に警告が表示されているので
内容をよく確認し、不明な点を調査し、警告が表示された理由を確認する
(2)ソフトウェアのインストール時に表示される記載内容をしっかりと確認する
インストール時に
他のソフトウェアも同時にインストールすることに同意を得ようとする表示が記載されるので
うっかりインストールしてしまうことのない様によく確認して拒否する
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