ネットビジネスでの情報操作

ネット利用者は常に惑わされていると認識しておくべきです
  騙すのではなく、巧妙に利用者の購買(マーケティング)意欲を掻き立てる様に仕組まれています

  (1)口コミ情報に企業が深く関わっている
    今まではバズ(buzz:騒音)マーケティングが主流であった
      口頭でのコミュニケーションを利用して購買意欲に結びつける手法
      FacebookやTwitterといったソーシャルメディア上ではバズマーケティングが展開される
    さらにバイラル(viral:ウィルス性・伝染性)マーケティングが増加してきた
      バズマーケティング手法が宣伝・広報活動として有効だと気付いた企業が
        さらに積極的に働きかけて購買意欲を掻き立てる手法を編み出した
          商品自体に知人を誘いたくなるような仕組みを埋め込み
          何らかの便宜・報奨(インセンティブ)を用意して商品の紹介を直接依頼する
      宣伝であることを隠した場合、消費者を騙すことになるといった問題をはらんでいる

  (2)やらせ広告(アフリィエイト広告)
    商品やサービスなどの広告をホームページやブログに貼り付け
      広告をクリック(経由)して商品を購入すると広告先から一定額の報酬を得るといった仕組み
      通常はボタンや囲み記事になっており、安易ににクリックして販売サイトに誘われていく
    広告する内容に関しての制約はない
      利用者に誤認される様な記述は景品表示法上の不当表示として問題となる
        例題、「今だけ大安売り」と表示して、普段と同じ値段で販売する
        例題、「他の商品より優れています」と根拠も無く表示する
      一定の割合で売上額に比例して報酬を得るといった仕組みのため
        不正確な表現を用いて購買を促すといった問題をはらんでいる

  (3)ステルスマーケティング
    利用者に宣伝と気づかれない様にして宣伝行為をする
      金銭で人を多数雇って店の前に行列をつくらせ
        その状態をネット上に大量に流して人々の間で評価が高いかのような
        偽りのイメージを利用者に持たせる
    販売者の身元や宣伝が目的であることを隠して行われることにより
      利用者に不利益をもたらすといった問題点をはらんでいる

  (4)偽(ニセ)草の根運動(草の根運動に見せかけたマーケティング手法)
    アストロターフィング(Astroturfing)と言われる
      一般消費者の自発的行動を装ったやらせ
        一般市民を装って多量の意見書を送りつけたり
        第三者の名義で公平な立場を装って意見をネットに流したりする
    草の根運動(市民運動)の振りをして、特定の団体が宣伝行為を仕掛けてくる

  (5)行列商法
    「サクラ」という仕込み客を目立つ様に並ばさせる
      江戸の昔から有る、オーソドックスな宣伝方法
      得てしてマスコミが飛びつくことが多い

  (6)メディアバイアス
    メディアが情報を伝えるときに、取捨選択して伝えるためにゆがみが生じる
      危険性を強調したり、科学的な根拠がないままに報道したりすると
      社会現象を引き起こしたり、健康被害を引き起こしたり、情報を捏造したりする


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