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1.WPの基本構造
WPプログラムはphp言語で出来ており、プログラムソースが公開されている。誰でも自由にプログラムの内容を見ることでき、必要な情報は再利用できる。
WPで最初に動くのはwordpressデイレクトリ(インストール時の省略値)の直下にある「index.php」プログラムである。下記に「index.php」の内容を記載する。
/** Loads the WordPress Environment and Template */
require __DIR__ . '/wp-blog-header.php';
2.WPの基本的な動作内容
「index.php」は「wp-blog-header.php」を自分のプログラムの中に展開しているだけ。「index.php」に起動が掛かって動き出せば、「wp-blog-header.php」にも順序よく制御が渡ってくる。下記に「wp-blog-header.php」の内容を記載する。
// Load the WordPress library.
require_once __DIR__ . '/wp-load.php';
// Set up the WordPress query.
wp();
3.「wp-load.php」の登場
「wp-blog-header.php」も同じように「wp-load.php」を自分のプログラムの中に展開しているだけ。そして「wp-load.php」の内容は下記の通りです(動作条件をチエックする処理が数多く組み込まれているので一部省略します)。
/** The config file resides in ABSPATH */
require_once ABSPATH . 'wp-config.php';
require_once ABSPATH . WPINC . '/load.php';
require_once ABSPATH . WPINC . '/functions.php';
「wp-load.php」の処理内容は「wp-config.php」、「load.php」、「functions.php」などを順番に展開することがメインとなっている。こうして「wp-load.php」が必要な準備処理の元締めとなっている。この後は各WP関数の定義ファイルやクラスファイルを順次読み込んでいく処理が連続して行われる。
4.WP関数を使うには
外部からWP関数を使うには「wp-load.php」を自分のプログラム内で展開する。これによりWPの本体と同じようにWPの投稿記事が扱えることになる。
include_once "●●●●/wordpress/wp-load.php";
「include_once」を使って、1回だけの呼び出しを指定する。これは「wp-load.php」が他のプログラムと同時に呼び出される(2重呼び出し)を防止するため。
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