表計算ソフトの攻防

MS社の【Excel】と旧Lotus社の【1-2-3】
  歴史的なソフトウェアのシェアー争いはどのように展開されたのか

  1993年
    MS-DOS配下ではLotus社製【1-2-3】の独壇場であった
    MS-DOS配下でMS社製【MultiPlan】が動いていただけ
      【Excel】はMAC配下で動いていただけ
    他社製で【VisiCalc】が動いていた
    Windows3.1が発売される

  1994年
    MS社がWindows版の【Excel5.0】を発売する
    両社の販売合戦が始まる

  1995年
    Windos95が発売される頃には決着がついていた

  MS社が取った販売戦略
    ・商品力(Product)
      利用者の評価では差が無かった
    ・課価(Price)
      MS社は乗り換えキャンペーンを積極的に行う
        約6万円の【1-2-3】に対して約2万円の【Excel】を売り出した
        半年後【1-2-3】も約2万円までに下げたが【Excel】はさらに値下げする
      価格競争に持ち込んでも勝算があった
        ソフトウェアは開発費が回収できれば、後はコピー販売で利益が出る
        ソフトウェアは他に乗り換える可能性が低い
    ・販促(Promotion)
      MS社はWindows一本に絞った広告宣伝を行う
      Lotus社はDOS版にも広告宣伝を行わざるを得なかった
    ・販路(Place)
      小売店中心の販売には差が無かった

  商品が優れていたわけではなく、価格戦略と販促戦略に優れていたと言える


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