(1)靴が取り持つ縁(所要時間:人数×5分程度、人数:10~50人、準備:不要)
参加者が入室するときに、片側の靴を脱いでいってもらう。片方の靴だけの山ができる。全員集まったところで、自分とは違う靴をその山の中から拾ってくる。全員が靴を拾ったところで、その持ち主を、足元を見ながら探す。見つけられた人は、拾ってもらったお礼に、名前と自分に関するユニークなことを3つ教えて靴を返してもらう。全員靴を取り戻したところで、靴を返した人のユニークな3つの話を全員に紹介する。
(2)ウソ、ホント?(所要時間:20~30分程度、人数:5~50人、準備:A4の紙)
4~6人のグループに分かれる。A4ぐらいの紙を配り、各人、自分について4つの事実を箇条書きしてもらう。ただし、そのうちの一つはウソ。各自そのリストを読み上げ、残りの人は、ウソと思うことをメモする。全員が自分のリストを読み上げた後、最初の人から順番に何がウソかをみんなで話し合い、答えを言う。
短時間で楽しく相手を知ることがでる。共通項も見つかるかも。見かけと真実の違いにも気づくかもしれません。
(3)話題づくり(所要時間:人数×5分程度、人数:5~10人、準備:カード)
- 全員にA5程度の紙を配り、会のテーマに関する問い掛けを、一枚に一件、記入してもらう。見えないように折って帽子などに集める。人数と時間に応じて、一人一問から数問まで調整することも可。
- 無作為にその紙を引き、問題を読み上げ、自分なりの回答していく。他の人の回答に自分なりのコメントや回答を言い合ってもよい。
- 必要に応じて回答時間を制限する。
質問の例:
- ファシリテーションに関する会:ファシリテーションをどう使いたい?
- 読書会:もっとも印象に残っている本は何
- PTA:これは問題だと思ったことは何?
(4)この人だあれ?(所要時間:30分程度、人数:10~20人、準備:ユニークな経験を集めリストにする)
事前に(会のはじめに)全員に簡単な自分のユニークな経験を一行程度で書いてもらう(複数書いてもらうことも可)。他人に見られないように事務局が回収し、誰が書いたものかはわからないように、それをリストにして全員に配る。このリストをもとに、一人につき、3回質問できるというルールで、15分程度時間を与え、何人の人を特定できるかを競う。人数が多い場合(30人以上)、数人ずつのグループに分けて、グループ間で何人当てられるかを競ってもいい。質問の仕方などをグループ内で協議するというプロセスが入ってきて新しい効果が期待できる。
「ユニークな経験」例:
- 合気道の有段者でハリウッドスターのスティーブン・シガールと一緒に練習した。
- お風呂で本を読んでいて、風呂桶に本を落としたことがある。
- 1年間に50冊以上本を読む。
- 般若心経を諳んじている
(5)名前の足し算 (所要時間:15分程度、人数:5~100人、準備:不要)知る
5~15人程度のグループに分ける。人の名前を覚えるこつをファシリテーターが簡単に紹介する(顔の特徴と名前の特徴をとらえ、連想して覚えるなど)。グループが一重の輪を作って内側を向く。最初に指名された人は、手をあげて「私は○○です」と名前を紹介する。その左の人は「私はAさんの隣の××です」という。それ以降の人は、前の人の名前をいって、自分を紹介することを繰り返す。あだなでやっても可。
(6)私の親友だったら(所要時間:人数×10分程度、人数:5~10人、準備:質問カード)
ペアを組んでもらって、それぞれに3~5問程度の質問を渡し、10~15分程度時間を与えて、相互にインタビューしてもらう。ペアは知らないどうしになるようにする。ひとり余る場合は3人の組を一つ作る。全体に対して、インタビューの結果わかったことを報告してもらう。
(7)私ってこんな人(所要時間:5分×人数、人数:5~20人、準備:質問、紙と筆記用具)知る
白紙もしくはフリップチャートを配り、ファシリテータ-は次の事項を次々読み上げる。読み上げた後、約2分でそれぞれの考えていることを記入していく。
読み上げる内容
- 私が今、ワクワクしていること
- 私が今、気になっていること
- 今日これまでにいらいらしたり、腹立たしかったこと
- 私について職場の仲間が知らないこと
- 私が大切にしている価値観のうちの一つ
- 私のことを自分のひ孫はこう語るだろう
- 私がこれまで成し遂げたことの中で特に誇りに思うこと(ひとつ)
- 私が仕事の中で、一番楽しんでいる事
- もし経済的な心配がなかったらやりたいこと
- 私が尊敬する人の性格、人柄、資質(ひとつ)
カードを読み上げる、もしくはフリップチャートを見せながら自己紹介を行う。
効果
顔をあわせるだけ、もしくは日常会話だけではなかなか知りえない、お互いの価値観・人間性を手っ取り早く共有する。
(8)人間ビンゴ(所要時間:10~15分程度、人数:20~100人、準備:ビンゴ型質問表、賞品)
ビンゴのフォーマットに一連の質問が記された用紙を用意する。参加者は、その質問に「はい」と答えられる人を探し、そのマスにサインしてもらう。これでビンゴゲームを行う。
質問の例
申年の人、北海道出身、ハンディ20以下のゴルファー、10カ国以上行った、
(9)署名運動(所要時間:20~30分程度、人数:10~200人、準備:質問シート、賞品)
全員に10~20程度の質問を書いたシートを渡す。その質問に合う人を探してサインを集める。
早く集められた人2~3人に賞を出す。
質問の例
- コンタクトレンズをしている
- 茶色の靴下をしている
- 映画シカゴを見た
- ヨーロッパに行ったことがある
- 上海に行ったことがある
- 楽器を演奏できる
- 外国語を話せる
- 変わった趣味を持っている
等など
(10)フォーチュンクッキー(所要時間:人数×5分程度、人数:5~10人、準備:フォーチュンクッキー)
フォーチュンクッキーを配る。順番にあけて、そこに書いてあることに絡めて自己紹介する。
(11)靴工場(所要時間:15分程度、人数:10~20人、準備:不要)
参加者は円陣を組む。全員靴を脱ぎ、円陣の真ん中に積み上げる。リーダーは、左右異なる他人の靴を1足履くように指示する。その後、正しい靴の持ち主を探し、自己紹介して肩を貸しながら靴を履きかえる。
(12)自分探し(所要時間:15分程度、人数:10~50人、準備:のりつきカードとペン)
全員にのりのついたカードを配り、「こんにちは、私は○○です。」と書いてもらう。カードを回収し、袋などに入れる。それを無作為に引いてもらって胸に貼る。全員立ち上がって、自分の名札をつけた人を探して自己紹介する。
多人数で、二人ずつのペアを作るときに有効。名前だけでなく、何か自分に関するユニークなことを一言添えてもらうと話が弾む。
(13)好きなもの(所要時間:20~30分程度、人数:5~50人、準備:A5カード)
4~6人のグループに分かれる。カードを一人一枚ずつ配り、好きな色、食べ物、行きたい国、この後やりたいことを箇条書きしてもらう。お互いに見せないようにする。カードを回収し、シャッフルして無作為に配る。配られたカードを順番に声を上げて読み、誰のものかを皆が書き留める。全部のカードを紹介し終えた後、正解を告げ、誰がもっとも当てることができたかを競う。
(14)他己紹介(所要時間:人数×10分程度、人数:5~10人、準備:不要)
知らない人とペアを組んでもらう。5分間時間を与えてインタビューしてもらう。その後、全員のその人を紹介する。
(15)隣人の証言(所要時間:20分程度、人数:10~20人、準備:不要)
円を作り、両側の方に自己紹介。同じ人と両隣にならないように、複数回、円を作っていく。5回、「円作り&自己紹介」が終わったところで、ファシリテーターの指示で、1回目からの円を再現していくのだが、両サイドの相手は誰か、記憶を辿る過程で、連帯感も醸造されていく。
(16)ネーム・トス(所要時間:10分程度、人数:10~20人、準備:不要)
円をつくり、各自が呼ばれたいニックネームをつける。それを順番に紹介していき、全員のニックネームを全員が覚える。皆で順番に一人ひとりのニックネームを大きな声で呼ぶ。
(17)こんな経験ある?(所要時間:5分程度、人数:10~20人、準備:不要)
円になって立ち、ひとりが体験(例「今朝コーヒーを飲んだ人!」「沖縄に行ったことがある人!)を告げる。これにあてはまる参加者が円から出て、円の別の位置に入る。
(18)マイブーム(所要時間:20分程度、人数:10~20人、準備:不要)
自分のマイブームを3つ挙げてもらい、ポストイットに書き出し、グループ内で紹介しあう。その3つの中から各々「ベスト・マイブーム」を決めてもらい、グループ外のメンバーと紹介し合う。最後にベスト・マイブームの内容で参加者全員を50音順にラインナップ。3つの新しいグループに編成し直す。
(19)握手で自己紹介(所要時間:人数により5~15分、人数:何人でも、準備:不要)
一人ひとりニックネームを名札に書く。輪になって最初の人が隣の人の前に行き、交互にニックネームを呼び合ってから握手する。最初の人は一つずれて同じ作業を繰り返し、次の人が最初の人と同じ作業を行う。この作業を繰り返し、輪をまわりながら全員に対して2回ずつ挨拶を行っていく。
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