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  • 逆ポーランド記法

    1.概要

     「後置記法」とも呼ばれる
       被演算子を最初に列挙し, 演算子を最後に記述する

    2.特長

     逆ポーランド記法は計算機に計算を指示する場合に都合が良い
       式を前から順番に読み,それをスタックに積んでゆく
       演算子を読んだら,必要な被演算子(引数) をスタックから取りだし
       演算を行い
       演算結果をスタックに返す

       単純な処理で計算を進めることができる

    3.例題

     A=1,B=3,C=5,D=4,E=2のとき、AB+CDE/-* の演算は


       1.Aを格納(スタックには1が格納)
       2.Bを格納(スタックには3と1が格納)
       3.2つ数を取出し、足し算し、
         (1+3 = 4)をスタックに格納する(スタックには4が格納)
       4.Cを格納(スタックには5と4が格納)
       5.Dを格納(スタックには4と5と4が格納)
       6.Eを格納(スタックには2と4と5と4が格納)
       7.2つ数を取出し、割り算し、
          (4÷2 = 2)を格納する。(スタックには2と5と4が格納)
       8.2つ数を取出し、引き算し、
          (5−2 = 3)を格納する。(スタックには3と4が格納)
       9.2つ数を取出し、掛け算し、
          (4×3 = 12)を格納する。(スタックには12が格納)